松浦 茜 展 くうきをむすぶ絵 Akane Matsuura Exhibition Pictures Connecting with Air

2023.8.23(水)~9.3(日)開廊:12:00~19:00(月曜休廊・最終日17:00まで)

くうきをむすぶ絵

描くことにより、画面に刻まれる視覚的な記憶の痕跡、絵画と空間の関りなどを手掛かりとして制作している。モチーフの画像をひきのばして印刷した時に、イメージがほどけていくような感覚があった。その動的な感覚に着想を得て、麻紐により制作した隙間のあるオリジナルの支持体を用いている。 絵の中に存在する小さな空間によって、視覚やイメージにゆらぎがもたらされる。 遠くから、近くから、絵に向き合うと、空間の中で像や色が結びついては、離れていく。
これまで画面の中では、モチーフと自分との距離の取り方を試していたように思う。 それは、物理的な距離感でもあり、モチーフから絵に移行する時の記憶の距離感でもある。その距離の、遠のいたり縮まったりする感覚が、見る距離や角度により布目の隙間がむすばれたりほどけたりする感覚とリンクし、絵画の中の世界がゆるやかに空間の中へと展開していった。
麻紐の支持体は、とある方にオリジナルで作って頂いた専用の織機を使用し、制作している。 今回大きな絵を描くにあたって、紐の太さ、隙間の間隔の大きさを吟味した。
そして追加で制作頂いた新しい部品によりこれまでの8mmに加え、12mm、18mmと様々な隙間の布を織ることが可能になった。 そのようにしたのは、それらひとつひとつの要素が、絵の中で、また空間の中で響きあい、作用すると考えたためである。 そうして絵の中の空間と、絵の外にある空間がそっと協力することで、描きながら記憶と化していくイメージとの、様々な距離のとり方を見つけようとしている。

  • ・支持体の説明 / 資料図抜粋

松浦 茜 略歴

2016  京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科 絵画専攻 油画 修了

個展 /
2023  霞の中で、みつけた色 /GAMOYONGallery大阪 2022  イメージの隙間 /LADSGALLERY 大阪
2019  荒涼とした地に、朧々(ろうろう)と線をひく。 / ギャラリー崇仁(元崇仁小学校内)
2015 Close to silence 賑やかなしじま / ギャラリーモーニング(京都)

グループ展 /
2023  オオサカアートフェスティバル Art Exhibition &Fair / 大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)
2023  下京渉成小学校作品展 /京都市立下京渉成小学校
2021  水無瀬神宮文化財特別拝観 −風と光と文化財の融合展− / 水無瀬神宮 客殿内(大阪 島本町)
    ※緊急事態宣言により一般公開は中止
2019 OPEN STUDIO×10 / ウズマキスタジオ(京都)
2018 OPEN STUDIO×4 / ウズマキスタジオ(京都)
    ARTISTS’ FAIR KYOTO: BLOWBALL ART MEETS WINTER
    −BOOK AND ART− / タイム堂(京都)
2017 その後の、未来の途中 / 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
    OPEN STUDIO×5 / ウズマキスタジオ(京都)
    未来の途中の星座 美術・工芸・デザインの新鋭9人展 / 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
2016 同時代・アンデパンダン展 / 同時代ギャラリー(京都)
2015 京都銀行美術研究支援制度15周年展覧会
    京銀コレクションの15年 / 京都銀行桂川キャンパス

その他 /
2018~2022年 ホテルグランヴィア × 京都市立芸術大学 アートワークスプロジェクト 客室展示 / ホテルグランヴィア大阪
2015 京都銀行美術研究支援制度 2015年度購入作品選抜

関連リンク /

今展の開催について /
■ 京都芸術センター制作支援事業  京都芸術センター
■ LADS GALLERY 若手作家支援プロジェクト
今企画は、現代アートの分野でコマーシャルギャラリーにおいて若手作家の発表機会を増やし、新たな感性の発見と出会いの場を作ることを目標としています。

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